バイナリエディタの使い方
このコーナーではバイナリエディタの使い方を紹介していきます。
バイナリエディタというのは、簡単に言ってしまえば【データを全て16進法で表した物】です。まあ色々と使い方はあるのでしょうが、今回は【ゲームを改造する】のに必要な使い方だけを順序立てて覚えていただきたいと思います。
使い方だけ覚えて頂くので、改造方法はまだ掲載していません。別ページにて掲載される予定となってますので、まだおまちください。
@バイナリエディタを手に入れる
当然ながら、バイナリエディタを手に入れる必要があります。とりあえず、
【Yahooダウンロードメニュー】をご覧ください。お役に立てるはずです。
なお、参考とするバイナリエディタは私のオススメする『狐's バイナリエディタ』を参考とさせていただきます。性能も良い事ながら、フリーソフトなんですよね。他にも優秀なフリーソフトやシェアソフトなどがありますが、シンプルだったりフクザツだったりするので、ご自分で使い勝手を感じてみてください。
アドバイスとしては、『フリーソフト イコール 粗悪品』という事はまずありません。私は今のツールを2年使い込んでいます。これがなかったらここのページの半分以上が消えてますから。
逆に、『シェアウェア イコール 良品』というわけでもありません。それぞれのニーズによってソフトは開発されていますので、全員にピッタリくるツールなどはあまりないと言っても良いでしょう。
Aインストールしてみる
これはソフトによって色々ありますけど、私の記憶の中で大体2つくらいありました。
[1]解凍するだけで使用可能なタイプ
[2]解凍した後(または未解凍だが)インストールプログラムを必要とするタイプ
[2]のほうはシェアウェアが多いようです。どちらにせよ、解凍したフォルダやスタートメニューにそれらしきアイコンが出ているはずですので、そこをクリックした起動させてください。
『狐's バイナリエディタ』の場合、解凍すればキツネの可愛いアイコンが出てきますので、それをクリックすればOKです。
面倒くさいので、ショートカットを作っておくと便利です。
Bとりあえずうごかしてみる
ソフトを起動して、[ファイルを開く]を選択してください。その時に適当なデータを選択して開いてください。
選択できましたか? あなたのバイナリエディタにはヨコに+0から+Fまでの数字とアルファベットの行と、タテに00000000とか00000010とか表示されるはずです。
この表示は[16進法]という特別な数字で表されている表示になります。普段私達がつかっている数字というのは、1から10へ行けば11から始まる[10進法]というものですが、これが01から0Fになって10になるという10になるには16個カウントする方法となっているのです。
したがってタテの列は十以降の位、ヨコの列は一の位となります。
タテの位が00000050、ヨコの数値が+Aとなっているのなら[5A]と読みます。
読み方になれるためにちょっと動かしてみましょう。
[順序1]マウスでクリックするとそこの部分が黒くなりますので、その黒の部分を一番左上のタテ【00000000】ヨコ【+0】に移動させてください。
[順序2]そこから下に3回、右に3回、それぞれ矢印キーで動かしてください。慣れた方はマウスでもOKです。
ここでタテの位が[00000030]でヨコの数値が[+3]となっていればOKです。読み方は[33]になります。わかりましたか?
こんな感じでやっていくわけですが、さすがにすべてにのんびりとしているわけではありませんので、ジャンプ機能を活用することになります。
『狐's バイナリエディタ』ですと【ジャンプ】ですけど、他には【指定のアドレスに移動】【指定のアドレスにジャンプ】などとなっていますので、覚えておいてください。
C16進法を知る
バイナリエディタを使用するようになると、16進法という概念が必要になります。全部と言っていいほど16進で打ち込まれているからです。
先程説明したとおり、16カウントで10になる不思議な方式ですが、時計などと同じような感覚で計算してください。時計は60分で1時間なのと一緒で16進法は16で10なんです。
10から16までは何の記号を使うかというとA〜Fまでのアルファベットを使うことになります。
実際に数値で表してみます。
[10進法]1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
[16進法]1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F 10
というわけです。つまり、16進法で言う[10]とは10進法で[16]を表し、10進法の[10]は16進法で[A]になるのです。おわかり頂けましたか?
十の位以降も同様になります。[A0(10進で160)]や[A10(10進で2576)]等です。
OSによっては、このような計算が出来る関数電卓が存在します。使い方が限定されているので最初から表示されていることはありませんが、電卓のオプション部分で【関数電卓】が選択できる場合があります。
Windows95の場合、オプションで関数電卓が選べました。10進法の数値を16進法に表せることが出来ますので、慣れるついでに色々と触ってみてください。
とりあえず、10以降のおおまかな数値を表してみます。規則性を見いだせれば簡単です。
慣れが必要なシロモノなので、頑張ってください。
【10進】16 32 48 50 100 150 200 250 255
【16進】10 20 30 32 64 96 C8 FA FF
Dすべて理解できた方に・・・
具体的な改造方法のページはまだできていませんので、付属のヘルプ等に目を通して置いてください。
難しいとは思いますけど、役には立つはずです。
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